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飾らない言葉でただストレートに綴った、愛する家族への感謝の想い。

Music Planet(ミュージックプラネット)に参加したアーティストの、個性に迫る特集インタビュー。今回は、コロナ禍にミュージックプラネットと出会い、自分なりの音楽活動が実現できると知ったことで一歩を踏み出した、迹さんの背景に迫ります。

1984年生まれ、岩手県出身。 コロナ禍によって芽生えた、「生きた証を残したい」という想いから音楽活動をスタート。その言葉通り、2023年2月に出演したSUPER LIVE Zepp Hanedaでは堂々たるパフォーマンスを披露し、確かな爪痕を残した。

就職のことばかり考えていた学生時代。いざ社会人になって待っていたのは、自分の存在意義を自問自答する日々。

—元々、音楽はお好きだったのでしょうか?
そうですね。音楽好きの家族の影響もあって、幼い頃からよく聴いていました。隣の部屋から常に音楽が聞こえてくるような家でしたね。兄と姉がいるので、自分の年代よりも上の音楽を聴いていた記憶があります。

—音楽が日常にある環境だったんですね。
そうです。当時のテレビでも、多くの音楽番組がゴールデンで放送されていましたし、ビジュアル系とかパンクとかHIP HOPとか、新しい音楽が広がっていたこともあって、色々なジャンルをつまみ食いして聴いたりしてましたね。

—聴くだけではなく、ご自身でもやってみようと思ったことは?
楽器をやってみたいという想いはありました。ただ、金銭的に厳しい環境だったのもあって、高校生になってからは就職のことばかり意識していました。遊びまくって青春を謳歌しようとは考えたこともなく、卒業したら就職だ!みたいな(笑)。だから、中高時代はカラオケに行ったことがなかったんですよ。

—それは珍しいかもしれませんね!「アーティストになりたい」と自覚したタイミングはあったのでしょうか?
憧れはありましたね。でも、人前で歌うことは音楽の授業くらいで、アーティストなんて手の届かない遠い世界の存在でした。歌が上手いのは当たり前で、ビジュアルも良くなきゃいけないとか、とにかくハードルが高すぎる「狭き門」というイメージがあったので、挑戦する前から諦めていましたね。

コロナ禍によって生まれた新しい価値観。アーティストという憧れの世界に、一歩を踏み出すスイッチが入った。

—社会人になってからはいかがでしょうか?
社会人になってからは、ひたすら仕事に没頭していました。一時期は、趣味として音楽を聴くこともなく、興味すらなくなっていたと思います。それよりも、何で自分はここにいるのか、何のために今自分は生きているのかなんてことを自問自答する日々でしたね。これといった趣味もなかったですし、会社の同僚と飲みに行く中でカラオケも行くようになったけど、まだ歌うことの喜びは見出せてなかったですし。20代後半くらいから、ストレス発散のために一人カラオケに行ったり、車で移動しながら熱唱したりはあったのですが(笑)。

—車で熱唱(笑)。では、ミュージックプラネットに挑戦したきっかけはなんでしょうか?
2020年のコロナ禍というのが大きかったですね。コロナ禍になって、いつ自分が死んでもおかしくないという状況になった時に、やりたいことは今やらなきゃという考え方になって。ある日、眠れなくて何となくYouTubeを見ていたら、ミュージックプラネットの広告が流れてきたんです。

—まさに、ターニングポイントですね。
そうですね。自分が生きた証を残したいという想いもあったし、これまで周りの人に大したことをやれていないという気持ちがあったので、いつ死んでもいいように歌で自分の想いを形にしたいと思ったんです。だから、コロナがなかったら挑戦できていなかったかもしれないですね。一気にスイッチが入ったという感じです。応募から審査までの流れがコンパクトだったことも、後押しになりました。

—オリジナル楽曲『宝物』には、どんな想いを込めたのでしょうか。
息子が一人いるのですが、実は8年ほど不妊治療をしてやっと授かった子供なんです。だから、諦めずに頑張り続けてくれた妻と、元気にすくすくと育ってくれている息子への感謝を込めました。こうしてミュージックプラネットで活動できているのも家族のおかげですし、まずは家族に向けての楽曲にしたいなと。だから歌詞にはこだわりました。

—迹さんとご家族の日常を切り取ったような、暖かい情景が目に浮かぶ歌詞ですよね。
ありがとうございます。愛する妻と息子への感謝の歌なので、比喩などを使って情緒的に伝えるのではなく、とにかくストレートに表現したかったんです。クリエイターの方にもご協力いただいて、心から納得する形でリリースできました。本当に感謝ですね。

—ミュージックプラネットに参加してから心境の変化はありましたか?
元々、前に出ることが得意ではないのですが、まずは何事もチャレンジしてみようという風に考えられるようになりました。アーティスト名の「迹(しゃく)」は「足跡」という意味なのですが、チャレンジしなかったことを後悔することがないように、ちゃんと一歩を踏み出して自分の生きた証を残していきたいと思いますね。

—今後はどういった活動をしていきたいですか?
仕事や家族との時間も大切にしながら、自分なりのペースで音楽を続けていけたらと思っています。ミュージックプラネットで繋がったアーティストさん達から刺激を受けてアコギを買ったんですが、まずはその練習時間の確保が課題ですね(笑)。ミュージックプラネットのおかげで、聴くだけだった音楽が「想いを伝える」手段に変わったので、これからも自分らしく表現することを楽しんでいきたいなと思います。

自分なりのペースで続ける音楽活動

迹さんのように「アーティストに憧れはあるけど、手の届かない遠い世界の存在」と感じている人は多いですが、ミュージックプラネットではスポーツと同じように「好き」という気持ちだけで、音楽活動を楽しむことができます。純粋に歌が好きな気持ち、やってみたいという気持ちで活動がスタートできるよう、ゼロからアーティストのサポートを行っています。あなたも音楽活動をスタートしてみませんか?皆さんからのご応募をお待ちしております!